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脱臼

原因

脱臼

関節がはずれて、骨の位置が関節からずれてしまった状態が脱臼です。
自分では動かせないほどの痛みと関節の変形が生じます。医師の処置ですぐに骨を元の関節の位置に戻し、1~2週間固定するとほとんどは回復しますが、治療をしないで放置していたり、骨折をともなうときは手術が必要になることもあります。

脱臼は、相手の選手とぶつかり合うような激しいスポーツに多く見られます。特に相手の関節を攻撃の起点とする柔道は脱臼との関係が深いと言えます。
柔道以外のスポーツではスキーやスノーボードやラグビーなど転倒により不意に大きな力が腕に加わるスポーツに多く見られます。脱臼は他者とのぶつかり合いだけでなく、自分の力によって発生することがあるので覚えておくべきです。

治療法

脱臼は一刻も早く元に戻す事が大切であり、遅くとも8時間以内に整復を行うべきです。あまり遅れると、全身麻酔の手術が必要となることもあります。関節内の損傷状況により固定、リハビリテーション、加療が必要となります。特に靱帯などや周辺の筋肉損傷、骨折、神経組織を圧迫している場合もあるので、素人判断は禁物です。